本を読んで今日を生き延びる

うつでぎりぎりの社会人が小説で現実を逃避しながら生き延びます

星間商事株式会社社史編纂室 / 三浦しをん

面白かったー!
ところどころ声を出して吹き出してしまった。
三浦しをんさんの本、大好き!!!

どんどん秘密が暴かれていく社史も面白いし、
主人公の幸代の作るBL同人誌の内容もわりと本気でドキドキしながら読んでしまった!

「タコの切れた糸になりたい」は、パット見、
「糸の切れた凧になりたい」に見えてしまい、
完全に別れの言葉だと誤解してしまった!

糸が切れたタコ!
自由に大空をたゆたうよ!みたいな…
誤解でホッとした。

人身御供になった姉妹の話はなんだかグッと来て、
激動の時代に巻き込まれて波乱万丈な人生を送った、
その姉妹の物語でまた一冊読みたいくらいだよ。

コミケの意義みたいなとこまで、話を持ってくのがまた、
しをん先生かっこいい!!

読みやすいし面白いし、コメディタッチでとっつきやすいのに、
決してハチャメチャ軽すぎる小説じゃないので、
オタク活動に勤しむ女子には是非おすすめしたいよ!!

同人活動経験者なら、2倍楽しめるとおもう!