本を読んで今日を生き延びる

うつでぎりぎりの社会人が小説で現実を逃避しながら生き延びます

コンカツ? / 石田衣良

リアリティーの無い女たち。
石田衣良は少年を描いている作品が好きだ。
石田衣良の描く女は、いかにも「男が想像して書いた女」って感じで、好かない。

男性がデートの迎えに来たのを見て、
他の同居人の女が窓から騒ぐとか、無い。

洗面所で突然後ろから胸をさわって、
「勝負下着じゃん!」とか、無い。

無い無いづくしで、これわざとなのかな?とも思ったけれど、
こんなにテンプレ通りの女をわざと描くことに意味はちょっと見出だせないなー。

女は女同士のほうが下ネタが盛り上がる、こんなことまで話しちゃうんだから、みたいな描写も、なんだか「う…うん、、」っていう気分になった。
男に受け入れられる範疇のギリギリのラインで「好ましい女たち」を描いてるさまが、好かない。

あんまり面白くなかったなあ。