本を読んで今日を生き延びる

うつでぎりぎりの社会人が小説で現実を逃避しながら生き延びます

虚しい

大卒フリーターなんていくらでもいるんだろうけど。
わたしもそのひとりというだけなんだけと。

それでもやはり、虚しい。
教育にお金をかけてもらってきたのに、
結局、大学生のアルバイトと同じ給料で、同じ待遇で、
誰にでもできる仕事をする。
それはもちろん、自分がそれしかできないせいで、
完全に自分のせいなんだけど、虚しさがぬぐえない。

あてにしていた大量募集の派遣の仕事に落ちたので、
紹介されたほかの仕事にエントリーした。

時給は1200円。都心で。
安い。
今までで一番安い。

大学生の頃のアルバイトは1100円だった。
かわらない時給。
不安定な雇用。
やっぱり悲しい。
思い描いていた未来はこんなんじゃなかった。

残業がなくて、満員電車に乗らなくていい。
仕事も簡単ということだし、
自信を失っていて、覚えることがたくさんある仕事に耐えられなさそうなわたしには、ちょうどいいんだと思う。
あいた時間は勉強に使える。
仕事が続けばメンタルも安定するかもしれない。

これでいいのかな、と、思うんだけど、
なんだか疲れてしまって、がんばれなくて、
いまはこれでいいや、と思うほかない。

仕事をやめたこと、新しい仕事を探していることを、
話すのが面倒で、みじめで、
友達に会いたくない。