本を読んで今日を生き延びる

うつでぎりぎりの社会人が小説で現実を逃避しながら生き延びます

昔仲が良かった人たち

いまは何してるかな。

連絡先のわからない、以前はとはても親しくしてた人たちっているよね。
主に人生を崩してダメな生活してたときの友人だけど。

幸せにとまでは行かなくても、不幸じゃないといいな。

ダメな生活してたから、まわりもダメな時期の人が多くて、そのなかには、ドラッグで死んじゃった人もいたから。

人は一歩踏み外すと、底まで落ちるのはあっという間。
一歩踏み外したところにいる人たちの結束力って強くて、わたしはそのときの友人知人を、人間性云々を抜きにして、とても懐かしく思うし、みんなその後の人生が好転してるといいなと思う。

あのときの私の偉かったところは、ドラッグだけには手を出さなかったこと。
これは教育の成果だった。
義務教育でドラッグの恐ろしさを学んでいなければ、あっという間に底まで一直線だったと思う。

教育は本当に大切。

ドラッグの危険性をきちんと理解していたわたしは、手を出さなかった。
そうじゃない人もいて、そのなかには死んだひともいた。
痩せるからといってダイエット薬としてはやっていたし、ひとつあげよっか?って手渡されることが簡単にある。
一瞬の判断で、そのとき飲んでいたら、と思うと、とても怖い。

身近すぎた。

お気に入りのハンドクリームとか、役に立つデコメサイトとか(当時デコフレームとか流行っていた)とか、そういうのを教えあったりする雑談の中に、ドラッグもあった。

怖いことだけど、そういう、一歩踏み外した世界には、日常の中のひとつのアイテムだった。

よく考えるとほんとに怖い。

環境が自分を作るけど、一歩踏み外すことは、誰にだって起こりうるから、一歩踏み外したときにも、ちゃんと、究極のところで思い止まれるように、義務教育はそういうことを教えることに意義があると思う。

ドラッグの危険性、コンドームの必要性、飲酒喫煙の常習性、犯罪をするとどうなるか、交通規制を守ることの大切さ

バカらしいと思う人もいるかもしれないけど、義務教育でのその教えがどんなに大切か。
善悪の判断よりも、その悪と言われることをすると、こうなる、というケースを、たくさん教えるべき。

何を当たり前のことを熱弁してるのかわからなくなってきた。

とにかく、わたしは、義務教育で嫌な思いもたくさんしたけど、役に立つことも学んで、それが生かされた過去があるという話。