本を読んで今日を生き延びる

うつでぎりぎりの社会人が小説で現実を逃避しながら生き延びます

人生でたくさんの失敗をしたけど

究極的にこれだけは違った、これだけは取り戻したい、本当に100%間違いだった、みたいなことってないかも。

そりゃあ、お酒のみすぎて醜態さらしたときとか、飲みすぎなきゃよかった、とかそういうのは星の数ほどあるけど。

もっと、大きな局面での判断で。

仕事を辞めてきたことも、どれも、仕方がなかった気がする。
そりゃ続けられればもちろんそれが一番だけど。

この仕事はしないほうが良かったとか、まあ、そりゃそうだけど。

でも、仕方がなかったというか。
避けようがなかったというか。

付き合ってきた人も、この人とだけはもっと続けばよかったみたいな人はひとりもいない。
これは、いま大切な人がいるからかも。

人生の大きな決断は、そんなに間違ってないというか、どれも今のわたしを形作るうえで仕方のなかったことだったと思う。

でもいっこだけ、あきらめてしまったことを少しだけ後悔してるのは、やっぱり会計士の勉強をはじめたのにすぐにやめちゃったこと。

大学生だったから、遊びたかった。
その後の人生で仕事でこんなに苦労するとはまったく予想していなかった。

TACに何十万も払って入ったこと自体は失敗じゃなかったと思うんだ。
失敗は、すぐにあきらめたこと。

当時の私としては、会計士を目指すというのは、とても的確な判断だったと思うの。

女が一人で充分食ってける。
安定した生活をずっと続けられる。
勉強もできるほうで、まだ若くて、充分挑戦するメリットがあった。

すぐに辞めちゃったもんだから、簿記3級さえ受けずに、10年以上たった今となってはすべて忘れてしまったけど。

あきらめるならあきらめるで、もうちょっと頑張ってせめて簿記1級くらいまでなんとか頑張ってとっていれば、その後人生を崩して中途半端な時期の中途半端な就活のときだだて、経理の仕事とかに就けたかもしれない。

間違いばっかりの人生の気もするし、全部仕方のなかったような気もするけど、大きな後悔はここだけだな。
でも、都合よくやなことは忘れてるだけだから、もっとほんとは大きな失敗のターニングポイントがあるのかも。
わからないけど。