本を読んで今日を生き延びる

うつでぎりぎりの社会人が小説で現実を逃避しながら生き延びます

新卒のときにしたバカなこと

厳密には、新卒というか第二新卒だけど。

半年遅れて卒業して変な時期に就活したもんで。
社会人経験ないのに、中途で入った。

家族経営のような小さな会社。
社会人のマナーが全然わかってなくて、研修とかもまったくなかった。

仕事は事務で、最初はほんとにただのデータ入力みたいな雑用。
2年くらいしたら少し専門的な仕事もまかせてもらって、それは後の転職時にとても役立った。
人間関係でつまづいて辞めたけど、家族経営の小さな小さな人間関係の固定された会社で、ずっとうまくやってける人ってかなり少数だと思うから、それは気にしてない。
むしろ4年もよく耐えたと思う。

なにしろ大きな会社のような社会人研修がないもんだから、最初はなにもできず、ほんとに的はずれなこと言ってたと思う。

挨拶すること、時間通りに行くこと、なるべく地味な格好すること、くらいしかわかってなかった。

バイトと同じ感覚というか。

でも22とか23とかで、若くて、愛想が良かったから、零細企業の事務員としては、それで充分だったのかもしれない。

麦茶買いに行ったり、おやつのケーキ頼まれて買いに行ったり、お茶出したり、そんなつまんないことを愛想よく嫌がらずにできることって、零細企業の事務員に必須なことだと思うから。

ゴミ集めて収集所に持っていったり、洗面所の掃除して社長の奥さんに誉められたり、会社のほこりまみれの床をきれいにきれいに掃除して、それで喜んでくれるならいくらでもやるよと思っていたけれど、ほんと雑用だよね。

データ入力みたいなことは、外国語だったけど、所詮データ入力みたいなもんだから、慣れれば簡単。
思い出は美化されるから、そんないいもんじゃなかったはずだけど、今は懐かしいなと思う。

人間関係でつまづかずに、ずっとそこにいたら、今どうしてたかな、とか、考えて、いやいややっぱないな、とも思う。
ビルはぼろぼろ、トイレは和式、汚くて、嫌なとこもたくさんあった。
今だったら入社自体しないけど、当時はまず正社員で雇ってくれることが一番大事だったから、就職雑誌見て面接行って受かったから、はじめに受かったそこで働いた、ただそれだけだった。

何もわかってなかった当時の私がしたバカなことは、
たくさんあるけど、
「音楽かけながら仕事したらはかどると思います!有線とか入れたらどうですか」とか。笑える。
あとは、ミーティングがだらだら続いてるときに「そろそろ終わりですか?」とか。何いってんだ。

もっと酷いこと言ったけど、思い出すと良くないから、忘れよう。
わたしは今は社会人の常識があるはずだし、
言っていいことと悪いことの区別がちゃんとつく。

大丈夫。
全部無駄じゃなかった。

新社会人のトンデモ発言って大きな会社でもあるのかな。
まとめサイトとか見に行こうかな。
思わず笑っちゃうようなの知りたい。
私だけじゃないと知って安心したい。。